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塾長―逆襲編―

  • 2012/11/10(土) 00:20:34

―構成を頂いたウイリアム・アイリッシュの名作へ―


・死刑宣告日
 今日は塾がある土曜日だった。授業は6時30からだが僕はバスの関係で1時には塾へ着いていた。塾の中は電気がついていなく暗かったが入り口のドアの鍵は開いていた。そして静かに中に入る……誰もいない。塾長は昼食でも買いに行ったのだろうか。安楽椅子に座り鞄の中から本を取り出し読み始める。ああ、あの帽子があって口髭をはやしていればエルキュール・ポアロのまねをできるのだが。そんなことを考えていたとら入り口のドアが開いた。入ってきたのは塾長。右手には買い物籠をぶら提げてなぜか息が荒くなっている。
「どうしたんですか?」
普段はこんなわざとらしい敬語は使わないのだがこのときは彼になりきっていた。
「いや~金欠でねぇ。まいったよ本当」
塾長はレシートがぎっしり入った財布を開け頬を掻きながら答える。そして僕はまっていたのかのように言う。
「あなたの貧弱な脳細胞を働かせなさいモ・ナミ。そんな値段の高い肉弁を買わなければいいのです」
僕は、にやっとして言った。塾長は無視したのか聞こえなかったのか分からないが机に行き引き出しから何か取り出した。
「そんなことはどうでもいい。お前は勉強を全くしないから、ほら課題用意してやったぞ」
聞こえていたのか。完璧に流されていらついたかめぞうに二の矢が降る。そして課題の量を見る―驚愕(4日の日記参照)
「これ来週の金曜日までに終わらせなかったら来週の土曜日欠席は認めないからな」
―死刑宣告―

それからかめぞうは必死に課題をやりました(全て書くと超長くなるので省略)

・死刑執行日
「塾長」
塾のドアを開けて中に入る。
「ん?課題終わったか」

―沈黙―

「言ったよな。終わってないと11月10日の欠席は認めないって」
11月10日の欠席を認められない=詰アルプスに行けない=死

そうだこれは死を意味しているのだ。……死。頭の中で何度も何度も復唱する。

死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死……

「ふっ」息を吐き小さく呟く。
「やってきましたよ」
驚く塾長を見て僕はにんまりと喜んだ。

―了

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塾長金欠ワロタwww

  • 投稿者: ごりら
  • 2012/11/10(土) 21:10:40
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